「紫外線は美肌の大敵」ということはなんとなく知っているけど、UV対策ってちゃんとできていますか?
日差しが強くなる季節、「SPFやPA値の高い日焼け止めを使っているから大丈夫」と思っていても、使い方が間違っていたなら全く意味がありません。
夏が始まる前に、正しいUVケアについて知っておきましょう。
日焼け止めのSPF、PAって何?
日焼け止めを見ていると、必ず表示があるのが、SPF、PA。
地上に届く紫外線には、波長の違うA波と、B波があります。
肌の表皮の日焼けを引き起こすのが、B波(UV-B)
真皮まで届いて、シワやたるみなど老化の原因になるのが、A波(UV-A)
A波は雲やガラスも通り抜けてしまうので、曇りの日や室内でも油断してはいけません。
日焼け止めに表示されている、SPFというのは、B波に対する数値、
PAというのは、A波を防ぐ効果を示しています。
この数値、なんとなく数値が大きければよく効くと思っているだけですよね。
通常使いならば、SPF20、PA++程度のものが一般的。
夏の暑い日差しのなかの野外にいるならば、それよりも数値の多いものを選びます。
日焼け止めの正しい使い方
日焼け止めはケチらない!
SPA、PAの数値は、皮膚の1㎠に対して2mgの日焼け止めと塗ったときの数値
つまり、顔全体ならば、500円玉分くらいを塗って、初めて最大の効果が得られます。
塗る量が半分ならば効果も半分なので、しっかりと容量を守りましょう!
日焼け止めは塗りなおす
SPFの強い日焼け止めであっても、2~3時間ごとに塗りなおさないと効果は下がってしまいます。
でも、実際問題としては、日焼け止めを塗ってファンデーションを塗っていますよね。
絶対に焼きたくないのであれば、一度クレンジングして、
また日焼け止め+ファンデ-ションンを塗るというのがベストですが
日常だとなかなかそれはできませんよね。
日常的なケアとしてのUV対策は、パウダリーファンデーションがおすすめ。
パウダリーファンデーションは、肌の上でベールを作り、紫外線を鏡のように跳ね返す効果があります。
SPFの数値が高いものがより効果がありますが、パウダリーファンデーションであれれば、滑りをよくするために配合されている「タルク」という成分が、紫外線散乱剤の役割を果たしてくれます。
リキッドファンデーションは、パウダリーファンデーションに比べると、粉の密度が低いので、この紫外線拡散効果は低くなります。
これなら、普通にお化粧直しすればOK。
崩れてきたら、あぶらおとし紙などで脂分をとって、パウダリーファンデーションか、おしろいをぬればOKです。
日焼け止め、選び方を間違ったら肌トラブルに!
日焼け止めの成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の二つがあります。
紫外線吸収剤は、サラッとしたローションタイプのもので、のびがいいよく使い易いのですが、紫外線を肌の上で吸収して熱エネルギーに変えるので、肌の弱い人はかぶれたり、ずっと使っていると肌があれてしまうことがあります。
紫外線散乱剤は、金属や粘土質の粉などが入っていて、肌の上で紫外線を反射します。
紫外線吸収剤よりも、肌に優しいのですが、塗ると白浮きしやすかったり、皮脂や水分を吸収してしまうため、肌が乾燥しやすくなります。
「ノンケミカル」と、表示されているのがこのタイプですが、乾燥肌の人は注意が必要です。
まとめ
曇りの日や室内でも紫外線を浴びているということはご紹介しました。
それ以外にも見落としがちなのが
- 涼しいとき
- 日陰にいるとき
- 長袖を着ているとき
紫外線は1年中、地上に降り注いでいます。
日々のケアが肝心。
うっかり日焼けにご注を!
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