美容サプリとして代表的なのが、「プラセンタサプリ」ですね。
プラセンタというのは、動物の胎盤のことです。
妊娠中に赤ちゃんに栄養を送るための大切な胎盤は、栄養の宝庫。そんな美容成分たっぷりのプラセンタから抽出されるプラセンタサプリには、「豚」と「馬」と「羊」があります。
最近は「馬が最高」といわれているプラセンタサプリですが、その実態はいかに?
豚プラセンタが危険という嘘の評価に惑わされることなく、公平な目でそれぞれのプラセンタを解説します。
プラセンタの種類と特徴
現在日本で販売されているプラセンタサプリには、「馬プラセンタ」「豚プラセンタ」「羊プラセンタ」の3種類があります。
それぞれの特徴を紹介します。
馬プラセンタ
価格について
馬は一度の出産で1頭しか子供を産みません。
妊娠期間は330日。
つまり、プラセンタサプリの原材料となる胎盤の入手が難しいということになります。
それだけに、生産量が少なくコストが高くなります。
成分について
胎盤そのものに含まれるアミノ酸含有量については、馬の方が多いという話もありますが、実は馬と豚の優劣は全くなく、ただ豚プラセンタには含まれていない6種類のアミノ酸を含有しています。
安全性について
体温の高い馬は、寄生虫が住みにくいとされています。
豚プラセンタ
価格について
豚の妊娠期間は100日、年に数回出産します。
なので、馬よりも胎盤が入手しやすくなり、コストが抑えられるというメリットがあります。
成分について
馬プラセンタに比べると、アミノ酸含有量は劣るといわれていたりもしますが、実は馬と豚の優劣は全くありません。
肝心なのは原料と抽出方法です。
さらには、豚のほうがヒトの遺伝子に近いので、吸収されやすいともいわれています。
安全性について
よく豚肉はしっかり焼かないとダメといわれます。
それは、豚は寄生虫がつきやすいからということなのですが、一般的には流通している「豚」に関しては、ワクチンや抗生物質などを投与されていますので、現実的には寄生虫の心配はあまりありません。
ですが、こういった薬剤を投与されているということに関しては、安全性に疑問視する声もあるのは事実です。
羊プラセンタ
現在国内で流通しているプラセンタのほとんどは、「馬」由来のもの、「豚」由来のものです。
北米やヨーロッパなどでは、最近は「羊プラセンタ」も人気です。
ただし、2001年に厚生労働省は、狂牛病のリスクを考慮して「反芻動物(牛・羊)の胎盤を原料に使用してはならない」と通達したため、国内生産のものはなく、海外製品での輸入品となっています。
価格について
価格は豚プラセンタよりも高く、馬プラセンタよりも安いです。
成分について
ヒトに近いアミノ酸組生のため、吸収がいいとされています。
安全性について
豚に比べて免疫力が高いので、ワクチンや薬剤投与が少ないとされています。
結局のところ、馬プラセンタにしろ、豚プラセンタにしろ、羊プラセンタにしろ、プラセンタサプリを選ぶときの安全性、質の高さについては、その原材料となる馬や豚、羊の生育状況、サプリメントとして摂取する際の製造工程などが重要です。
プラセンタ選びのポイント
- 馬、豚、羊、どのプラセンタなのか?
- 原料となるのは、何?
- 製造過程・品質は?
- 継続できるコストか?
馬プラセンタが最高!に騙されるな!
確かに品質でいうと「馬プラセンタ」がすぐれているといえます。
でも!
「馬」であれば、なんでもいいわけではありません。
馬と言っても、食肉馬もあれば、サラブレッドもあります。
「豚」が劣るといわれつつも、実は「SPF豚」は、馬プラセンタに劣らない有効成分であったりもします。
同じ馬由来、豚由来のプラセンタであっても、その原料となる動物の生育状況や管理状況、抽出方法などによって、有効成分の含有量は大きく変わってきます。
お勧めは、
- 馬プラセンタであれば、「サラブレット」
- 豚プラセンタであれば、「SPF豚」
実は、しっかり品質管理された豚プラセンタのほうがアミノ酸含有量も豊富だったりします。
また、遺伝子的には馬よりも豚のほうが遺伝子的に近いということもあり、これも馬神話を脅かすポイントの一つともいえます。
続けてこそ効果を実感できるのがプラセンタサプリ
どんなにいいサプリメントであっても、継続しないと効果は実感できません。
初回割引などで、お安く買うことができても継続できなければ意味はないのです。
せっかく1か月プラセンタサプリを飲んで、体も肌も変わりつつあるのに、そこでやめてしまうのはすごくもったいないことです。
初回割引の価格につられて「お試し」するのもありですが、継続するにあたってそれがあなたに適正価格かどうかもしっかりとチェックしてから飲み始めることをお勧めします。
SPF豚プラセンタ
プラセンタの効果を実感するには継続することが肝心です。
そういった意味では、価格的にお財布に優しいのが豚プラセンタ。
その中でも、品質に間違いがないのがSPF豚を原材料とするものです。
SPF=「特定の病原体をもっていない」という意味の「Specific Pathogen Free」の頭を取ってこう呼ばれています。
SPF豚というのは、サラブレットのような種類をいうものではなく、豚の健康状態を表す呼び方です。
帝王切開ののち、無菌状態の豚から繁殖させた豚であり、豚の健康に悪影響を与える指定された一定の病気が存在しない豚です。
通常の豚は、これらの病気の予防のために、ワクチンや薬剤を投与されます。
清潔で衛生的なSPF豚だけを集めた豚舎で、自然な環境での飼育をしています。
SPF豚舎は、豚が病気にかからないように、防疫体制はしっかりと管理されています。
⇒私が選んで飲んでいる豚プラセンタサプリはこちら(レビューあります)
質問です!
あなたはもしかして、数種類の美容サプリ、健康サプリ、美容ドリンクを飲んでいませんか?
シミが気になるからといって、美白サプリ
肌が乾燥するからといって、ヒアルロン酸サプリやコラーゲンサプリ
疲れやすいからといって、すっぽんサプリ
などなど…。
プラセンタサプリなら、ひとつですんじゃいそうです!
プラセンタサプリの効果
金大大学院医学系研究科産婦人科学教室でプラセンタを使った実験が行われています。
実験を行った葉、同教室の吉川智香子さん。
50~60代の女性15人にプラセンタを配合した錠剤を3か月間服用してもらった結果、
- 顔のしわは飲まなかった人より2割縮小
- 皮脂量は2.5倍以上に増加
プラセンタ エキスの内服が肌に良い影響を及ぼすことを、客観的な測定で明らかにした成果として、2011年に1月に北圀新聞に掲載されました。
これはプラセンタを飲んだことにより、肌の若返り効果が得られたということになります。
他にもプラセンタは、更年期障害の改善や免疫力がアップするなどの効用が報告されています。
プラセンタは、動物の胎盤エキスであり、生命の維持のためにかかせない栄養成分を豊富に含んでいます。
- 体をつくるためにかかせない、たんぱく質や糖質、アミノ酸、脂質などの栄養素。
- 体の働きを活発にするためにかかせない、ビタミン、ミネラル、拡散、酵素といった成分。
- 細胞の新陳代謝を促す栄養素。
また、プラセンタには、チロシナーゼ抑制効果があります。
つまり、メラニンを過剰に生成させず、美白効果が期待できます。
- チロシナーゼを抑制して、シミができにくくなる
- 肌の細胞を活性化して、ターンオーバーが正常になる
- 新陳代謝がアップすることで、コラーゲンの生成が促進される
紫外線によるシミやしわの改善、肌の乾燥が改善される(美白)
皮膚が生まれ変わり肌トラブルを予防できる(肌再生)
コラーゲンの減少による失われたハリが改善される
プラセンタエキスの経口摂取による実験で、このような成果があったと日本抗加齢医学会総会で発表されています。
その他、
- 更年期の楽になる
- お酒を飲んだ翌朝が楽になる
という実感を感じるたり、
- 基礎代謝がアップしてダイエットのサポートに!
- アミノ酸も豊富なので、リバウンドしにくい!
- プラセンタの成長因子が発毛・育毛をサポート!
元気と若さの秘訣というのは、わかる気がしますね。
最後に
このようにプラセンタが、美容や健康に関与するということは、医学的にも立証されてはいますが、だからといって、すべてのプラセンタサプリが美肌や若返りできる効果があるか?というのは、断言はできません。
それは、プラセンタサプリというのが医薬品ではなく、サプリメントであるということ。
メーカーによりその有効成分の含有量などは違いがあり、必ずしも効果・効能を約束はできないからです。
加えて、薬事法における表記法の問題もあり、実際にどう効果があるのかということは、個人差もあり、使ってみないことにはわからないことです。
プラセンタサプリは、医薬品でなく健康補助食品です。
医薬品ではないので副作用の心配もありませんから、まずはお試ししてみてはいかがでしょうか?