最近、乾燥肌気味で、お肌が突っ張るの。化粧品が染みる!敏感肌になったみたい!
アラサー、アラフォーを過ぎると、だんだん周りにこんな悩みを打ち明ける女性が増えてきました。
生まれた時はすべすべのもちもち肌なのに、大人になると肌悩みが増えてきます。
あの頃の肌はどこへいったのやら。年齢とともに、ハリやシミ、毛穴と悩みは増えます。そしてだんだん肌は潤いが減って乾燥寄りの肌になってきます。
「私は、敏感肌だから、使えない化粧品が多いのよね」というあなた。それ、本当に敏感肌でしょうか?
この記事では、「乾燥肌」と「敏感肌」の違いについて解説します。
敏感肌と乾燥肌の違い
美容業界では、お肌のタイプは4つあるとされています。
- 脂性肌
- 乾燥脂性肌
- 普通肌
- 乾燥肌
普通肌というのが、水分、皮脂のバランスが平均的な理想の肌の状態。
脂性肌は、皮脂がうきやすいオイリーな肌。
乾燥肌は、洗顔後はすぐにつっぱってしまうカサカサな肌。
乾燥脂性肌h,
オイリーなのに、かさつきも感じるという肌です。
よく混合肌という分類もされていますが、それは、「乾燥脂性肌」のこと。
肌が乾燥すると、肌の表面の角質層が剥がれたりして、肌のバリア機能が失われます。
そうすると、角質の奥に刺激が入ったり、肌内部の水分が蒸発して、お肌が過敏な状態になります。
バリア機能が失われた肌はこんな感じになっています。
危機感を感じた肌は、乱れた角質を修復するために、ターンオーバーが早まり、不完全な角質細胞が増えてますます肌はかさつきその繰り返しとなります。
こうなると、負のスパイラル!
肌の表面はいつもカサカサなこんな状態・・・
この状態を、敏感肌と勘違いしてしまうのです。
本当に意味の敏感肌は、生まれつきアトピー持ちだったり、皮膚の厚みが人より薄かったりする場合をいいます。
つまり、敏感肌というのは、乾燥肌が進んで、負のスパイラルに陥ってしまった状態。
生まれつき皮膚が薄いというわけでなないので、乾燥肌の原因を取り除けば、改善できます。
乾燥肌を改善したいならば、まずは乾燥肌になる原因を取り除くことです。
乾燥肌になる原因
乾燥肌とは
肌表面の角層の水分が20%以下となった状態。酷くなると粉ふいたような状態の「粉ふき肌」になります。
肌の水分に重要な役割を果たしているのが、「セラミド」です。
セラミド分子は、しっかりと水分子を挟み込んで話しません。健康な肌は、冬場の湿度が低い時期でもここから水分が蒸発することはありません。
もともと皮膚の中にあるセラミドは、年齢とともに減ってきます。
年を取るにつれて、肌が乾燥する、カサカサするというのは、このセラミドの減少が原因です。
セラミドは、加齢以外にも、間違ったスキンケアや生活習慣によっても減ります。
まずは、このセラミドが減る原因を取り除きましょう。
セラミドが減る間違ったスキンケアとは?
強すぎるクレンジングを使っている
洗顔やマッサージなどで、肌を擦りすぎている
界面活性剤を多く含むファンデーションを使っている
- 熱すぎるお湯で洗わない
- 頭を洗ってから顔を荒らす
- 洗いすぎない
- 洗顔後の水分は、タオルでゴシゴシこすらない
という点も気をつけましょう
乾燥肌になる他の外的要因とは?
生活習慣によっても、乾燥肌に傾くことがあります。
- 空調による空気の乾燥
- 食事のバランス
- 睡眠不足
- ストレス
乾燥肌ケアには保湿がポイント
「洗顔のあとは、たっぷり化粧水をつけて、クリームで蓋をする」
これ、スキンケアの基本だと思い込んでいませんか?
クリーム=油で蓋をしたって駄目です。
肌に保湿成分を与えてあげることが肝心。
その重要な保湿成分というのが、「セラミド」です。
もちろん、保湿成分は他にもあります。
それぞれ、水分のとらえ方が違い、またその保湿力も異なります。
水分を包み込む保湿成分
がっちりと水分をサンドイッチ状に、包み込んで、たとえ湿度が0%になっても水分量をキープできる最強の保湿成分。
化粧品におけるセラミドにおいては、本物のセラミドと、疑似セラミドがあります。
「セラミド入り」と明記されていても、それは本物のセラミドではない場合があるので注意しましょう。
本物のセラミドは、成分表示に、「セラミド2」「セラミド3」などの、数字が付いた表示になっています。数字はセラミドの種類を表しますが、効果が高いのは、「セラミド2」「セラミド3」です。
- セラミド
- 水素添加大豆レシチン
- ステアリン酸
水分を抱え込む保湿成分
水分を抱えこんで、肌内部に留める保湿成分。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- エラスチン
水分を吸着保湿成分
水分を吸収してキープするタイプ。温度が下がると効果が下がる。
- 天然保湿因子
- プリオイレングリコール(PG)
- グリセリン
- プチレングリコール(1.3BG)
まとめ
乾燥肌が重症になると、敏感肌の症状に近くなり、化粧品がしみるほどになることもあります。
化粧水が染みるので、何もつけられない。でも、何もつけないと突っ張ってしまう・・・。まずは化粧水をやめて、セラミド入りの美容液だけを塗るお手入れに切り替えましょう。それでも収まらない場合は、自己判断せず、早めに皮膚科の診断を受けることをおススメします。
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