「髪は女の命」という言葉もありますが、髪が綺麗な女性は女性らしさや若々しさ、清潔さを感じますよね。
手入れの行き届いた髪はそのまま下ろしてもアップヘアにしても様になります。
美しく健康な髪を育んでいく為には、トリートメントなどで髪を補修・保湿することも大切ですが、一番大切なのは頭皮をケアすることです。
頭皮環境が整っていないといくら毛先をケアしても健康な髪は生えてきません。頭皮の状態を整える為にはまず、基本となるシャンプーを見直してみましょう。
自分に合ったシャンプーを使うのが一番ですが、洗髪中や洗髪後に頭皮がかゆくなったり抜け毛が多くなったりする場合は、使っているシャンプーが合ってないことも考えられます。
洗浄力や刺激が強すぎるシャンプーは頭皮や髪に負担を与えてしまう可能性があります。必要以上に脱脂力の強いシャンプーを使うよりも洗浄力が穏やかで頭皮や髪に優しい、アミノ酸シャンプーをおすすめします。
ここでは、アミノ酸シャンプーの３つの特徴を紹介していきます。
低刺激でやさしいアミノ酸シャンプーシャンプー
アミノ酸シャンプーは洗浄成分にアミノ酸系の成分を使用しているシャンプーのことです。
肌と同じ弱酸性で優しく穏やかな洗浄力と洗い心地が特徴です。
保湿力も高いので洗い上がりもぱさつきを感じにくい仕上がりです。
低刺激なので敏感肌やアトピー肌の方でも安心して使うことができます。
一般的に安価で販売されているシャンプーには洗浄力・脱脂力の強い石油成分由来の成分が使用されていますが、純粋なアミノ酸シャンプーにはそういったものが含まれていません。
アミノ酸系の洗浄成分として主に使われているものには「ココイルグルタミン酸」、「ココイルアラニン」、「ココアンホ酢酸Na」などがあります。
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naという成分もアミノ酸系の仲間ではありますが、こちらはラウレス硫酸ナトリウムと同等の洗浄力・脱脂力があります。
アミノ酸シャンプーを選ぶ際はどんな成分が使われているか確認して選ぶと良いでしょう。
ダメージ補修にも効果的なアミノ酸シャンプー
髪や頭皮も含め、人間の身体の元となる大部分はタンパク質はアミノ酸で構成されています。
健康な髪や頭皮にはタンパク質の元となるアミノ酸が必要ということですね。
アミノ酸シャンプーを使うことでシャンプーに含まれるアミノ酸が髪へ浸透し、ある程度の枝毛や切れ毛など、ダメージを修復することができます。
毎日洗浄力や脱脂力が強すぎるシャンプーで洗うと、それだけでも頭皮や髪に負担がかかってしまうこともあります。
アミノ酸シャンプーは洗浄力が優しく頭皮に必要なうるおいを残して洗い上げるので、毎日使用しても髪に負担がかからないのもポイントですね。
洗うたびに頭皮や髪が柔らかくなり、うるおっているのが実感できるのはアミノ酸シャンプーならではです。
また、ヘアカラーをしている方は洗浄力の強いシャンプーを使用しているとヘアカラーの色も抜けやすくなるので、ヘアカラー後のケアとしてもアミノ酸シャンプーはおすすめです。
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アミノ酸シャンプーのデメリット
アミノ酸シャンプーは穏やかな洗浄力で頭皮や髪に優しいという特徴がありますが、人によっては
- 「汚れが一度で落とせない」
- 「頭皮の臭いが残る」
などと感じる方もいます。
頭皮の皮脂分泌量が多い方やワックスやムース、スプレーなどの整髪料を使う方は、今までと同じ洗い方では洗浄力が物足りないと思うかもしれません。
特に今まで洗浄力の高いシャンプーを使用していた方は余計にそう感じるようです。
そのような場合は２度洗いをするか、今までよりも丁寧に洗髪するように心がけましょう。
シャンプーをつける前はただ髪を濡らすだけではなく、お湯でしっかりと髪の汚れを落とし、シャンプーは２～３分ほど時間をかけて指の腹でマッサージするように丁寧に洗うようにします。
シャンプー前の素洗いで大体の汚れを落とせばシャンプーの泡立ちも良くなります。アミノ酸シャンプーは、時間をかけて洗ったり２度洗いをしても頭皮や髪に負担はかからないので安心です。
まとめ
アミノ酸シャンプーにもメリット・デメリットがありますがトータルで見ればメリットの方がデメリットを圧倒的に上回ります。個人差はありますが基本的にシャンプーは毎日～１日おきにしますので、肌に優しいものを選ぶのが良い選択だといえます。
必要以上に皮脂や必要なうるおいを取り除くのは肌にも髪にも良くありません。
アミノ酸シャンプーは色々な種類のものが販売されていますが、アミノ酸シャンプーとして売られていても、中には高級アルコール成分を使用したシャンプーに少しだけアミノ酸系成分を入れたものも売られています。
アミノ酸シャンプーを購入する際は全成分をチェックし、アミノ酸系の洗浄成分が多く配合されているか確認しましょう。
全表示成分は、使用している成分が多い順に記載されています。一番多いのは「水」で、その次にどんな成分が使われているかが重要です。アミノ酸の配合量が少ないとその効果も半減してしまうの注意しましょう。