最近鏡を見て老けたな、と感じることはありませんか?
「肌にハリがなくなった」「シミやしわが目立つようになった」「顔がたるんできた」「ほうれい線が目立ってきた」・・・。
日常生活の中でも、年取ってきたな、と感じることはありませんか?
「階段を登るのがきつくなってきた」「すぐに座りたくなる」「体力がなくなってきた」・・・。
それは誰にでも訪れる「老化」です。
とはいえ、世の中には年齢よりも若見えして、実際に体も若々しい人もいます。老化は誰にでも訪れるものといいながらも個人差があるのも事実。
いつまでも若々しい人には若々しいだけの理由があるのです。
生活習慣や食生活など、老化の原因を知れば老化を遅らせることはできます。
この記事では、「老化をとめる方法」について解説していきます。
老化=老けていく原因とは?
老化とは、体のあらゆる組織が衰えていくことが原因です。
その中で大きなものとしてあげられるのがこの5つ。
- 糖化
- 酸化
- ホルモンの減少
- 炎症による細胞破壊
- 細胞の老化
ひとつづつ解説していきます。
糖化とは?
人間の体のほとんどは「タンパク質」でできています。糖化とは、食事などで摂取した糖質が分解されずにタンパク質と結びついて固くなること。
具体的には、体内で糖質とタンパク質とが結合して「AGEs」という物質に変わります。
例えば食パンは生の時は、白くて柔らかく、そしてみずみずしいですよね。
そして、焼くと茶色く固く、パサパサになります。
これが糖化です。細胞は柔軟性を失い劣化してしまいます。
人間の体でも同じことが起こっているのです。
AGEsが体内に蓄積してくると、肌は弾力を失い固くなります。
糖化予防のためにできること
体内のタンパク質と糖質が結合することで、AGEsという物質に変わるのが糖化です。
ならば、そうならないように糖質を摂りすぎないようにすることが、糖化予防につながります。
酸化とは?
リンゴを半分に切って、空気に触れると切り口が茶色くなりますよね。これが酸化です。
これは空気に触れることで、空気中の酸素と結合することで起こります。
酸素は生物が生きていくうえで必要なものですが、呼吸することで取り入れた酸素の約2%ほどは、活性酸素に変わります。
活性酸素は、体内の細胞を傷つけてしまいます。ですが人間の体はよくできたもので、この活性酸素を抑える抗酸化酵素というものを持っています。ところが、抗酸化酵素は年齢を重ねるにつれて分泌量が減ってしまうのです。結果、体内では活性酸素が猛威をふるうことになりますよね。
活性酸素は細胞を傷つけ、皮膚や内臓の老化を促進していきます。
酸化予防のためにできること
老化の思の原因の一つに「光老化」というものがあげられます。紫外線による細胞の破壊です。
酸化の原因となる活性酸素を増やさないことが酸化予防につながります。
- 紫外線対策をしっかりとする
- 抗酸化食品を摂って「抗酸化力」をつける
- ストレスを貯めない
- 適度に運動する
- 激しい運動はしない
- 腹八分目に抑える
- 体内時計を整える(規則正しい生活)
- 腸内環境を整える
- 喫煙は控える
ホルモンの減少と老化の関係
DHEAという若返りホルモンと呼ばれるものがあります。
これは成長に関与するホルモンで成長ホルモンとも呼ばれていて、ピークは15~20歳。体を作るのの欠かせないホルモンですが、加齢とともに分泌が減ってきます。若いころと違って代謝が落ちたりするのは、このDHEAが減ってきているからです。
また、女性は閉経すると女性ホルモンの分泌が減ります。
実はこの女性ホルモンには、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があります。
活性酸素が老化に関与することは、上記の解説どおりです。
若返りホルモンを減らさない、増やす方法とは?
閉経だけは自分ではどうしようもないことです。ですが若返りホルモンは、生活習慣で増やすことはできます。
そのために心がけたいことはこの3つ。
- 高品質な睡眠(長さ、時間、眠りの深さ)
- お腹がすくまで食べない
- ゆっくり負荷をかけるエクササイズ
細胞の老化とは?
実は細胞の老化に大きく関与する「テロメア」という遺伝子があります。
このテロメアは細胞分裂を繰り替えすごとに短くなっていきます。短くなるごとに老化が進んでいくということがわかっています。
つまり、テロメアが短くなるのを阻止できれば、老化は遅らせることができるということになります。
最近の研究で、このテロメアが短くなるのをセーブする「テロメラーゼ」という酵素が発見されました。
テロメアは、過度なストレスなどで短くなるということがわかっています。
ストレスがタブーならば、リラックスこそがポイントでは?
ということが見えてきましたね。
実際に行った実験では、治験者にリラックスして瞑想することを続けてもらったところテロメラーゼの分泌量が増えたそうです。
カリフォルニア大学 ロサンゼルス校 ヘレン・ラブレツキー教授
「まったく未知のことで、とても意外でした。ストレスを受けると交感神経が働き、体の緊張が高まります。逆に(リラックスさせる)副交感神経の働きは低下します。めい想によって、2つの神経のバランスがよくなり、テロメアにも、よい影響があると考えられます。」
なんとなく、老化防止、若返りの未来が見えてきたような気がしますね。
まとめ
老化を遅らせる、いつまでも若々しく元気でいるためのポイントを解説しました。
具体的な老化を遅らせる方法としてやるべきこと以外に、精神面でのケアも大切です。
おしゃれに興味を持つことや、年齢に関係なく明るい綺麗な色のものを身に着ける、楽しめる趣味を持つ、できない!どうせ!年だから!といったようなネガティブな言葉は使わずいつもプラス思考で!
見た目年齢が若い人はやっぱり心も若いのです!
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