できてしまったシミを消す!薄くする!シミを濃くしないためにやるべきこと

シミ改善美白ケア

紫外線などの影響で蓄積されたメラニンが、色素沈着を起こしてシミになります。わかっていても、日頃のケアを怠ってしまって「シミ・ソバカス」ができてしまうことがありますよね。

そんなできてしまった「シミ」に対して、シミを薄くする、それ以上濃くならないようなスキンケアについてご紹介していきたいと思います。

シミの種類について知る

一口にシミと言っても4つの種類があります。
タイプによって、ケア方法も違いますので、まずは自分のシミがどれにあたるかを知っておきましょう。

老人性色素斑(日光性黒子)

一般的にシミと呼ばれているもののほとんどがこれに当たります。
若いころからの紫外線ダメージによって発生します。
目元や頬骨の高いところにできやすく、徐々に濃くなってきます。
緩やかな進行のため、気づかず40歳前後になって急にシミが増えたと認識する場合が多いです。

【対策方法】

  • 紫外線対策を徹底的にする
  • ビタミン類を多くとるようにする
  • 美白化粧品を使う

ターンオーバーを促すケアが重要です。

炎症性色素沈着

傷やニキビ、虫刺されなどのあとが残ってしまうものです。
頬から顎にできるニキビは炎症性沈着を起こしやすく、ニキビのある状態で日焼けするとさらに濃くなります。
また、マッサージなどで肌を擦ることで炎症性色素沈着が起こります。

【対策方法】

  • 紫外線対策を徹底的にする
  • ビタミンC誘導体化粧品を使う
  • 古い角質を取り除く

刺激を与えないお手入れをすることが肝心です。

雀斑(そばかす)

外的刺激でできるものではなく、子供のころから発症する遺伝性のシミで、1㎜ほどの細かいシミが集ったものです。
両方、鼻を中心に散在します。
比較的色白の人に多く、日焼けなどで悪化することがあります。

【対策方法】

  • 紫外線対策を徹底的にする
  • 美白化粧品を使用する

悪化させないことが肝心です。

肝斑

ホルモンバランスの乱れで発生するシミです。
30~40代になってできることが多く、頬を中心に左右対称に表れるのが特徴です。
縁がhがっきりしない薄茶色、もしくは灰色で不鮮明なシミです。
紫外線で悪化する場合があるので、注意しましょう。
60代頃になると自然と消えていきます。

【対策方法】

  • 紫外線対策を徹底的にする
  • 美白化粧品を使用する
  • 古い角質を取り除く

ホルモンバランスが原因のため、充分な睡眠と栄養を心がけましょう。

できてしまったシミを消す外的ケア

美白化粧品でのセルフケア

美白化粧品にも色々な種類と成分がありますが、「ハイドロキノン」などは今あるシミを消すための効果を発揮することで知られています。病院の皮膚科でも処方される薬で、近年は普通の化粧品にも含有されて売っているものもあります。

美白化粧品にはシミを予防するためのものと、今あるシミに効くものと成分によっても効果が違いますので、成分などを理解して使用するのが望ましいです。

美白に効果のある美容成分

  • アルブチン
  • ハイドロキノン
  • トラネキサム酸
  • エラグ酸
  • ビタミンC誘導体
  • ルシノール
  • リノール酸S
  • コウジ酸
  • エナジーシグナルAMP

⇒お肌の漂白剤「ハイドロキノン」高配合の市販化粧品3選

ピーリング

ピールというのは皮を剥く、という意味がありますが、「ピーリング」は角質を溶かしたり、剥がしたりすることで、美白の肌を作っていきます。シミを消すためには、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)が大事ですので、このようにピーリングの成分をつかって、肌を生まれ変わらせていきます。

顔が「ピリピリ」するといった、肌に刺激を感じる人もいるようですので、肌が弱い人は向かないこともあります。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、皮膚にグリコール酸やサリチル酸などを用いて、古い角質の除去を行なっていきます。ニキビやシミをを治療するだけでなく、肌の新陳代謝を促進し潤いのある肌をを作ったりする効果もあります。専門的なところでは皮膚科などでも行なっています。

イオン導入(セルフケア)

イオン導入という方法は、化粧品などに含まれている美容成分を微弱な電流を使い、肌の奥へと浸透させることを言います。通常は「イン導入器」や「イオン導入美顔器」などと呼ばれているものを使って、スキンケアを行なっていきます。

イオン導入(専門家による)

エステなどで行われるイオン導入には、一般的には入手しにくい専用の化粧品などが使われてるため、セルフケアよりも効果が高くなります。

バリアを機能を一時的に弱らせそこに美容成分与えることで、浸透しやすくなります。

プラセンタ注射

プラセンタとは胎盤の中の成分や栄養素を抽出して作られた美容成分です。プラセンタには成長因子があり、細胞を生まれ変わらせたり、細胞の増進を促すような効果が期待されます。しみ、だけでなくたるみやしわなどにも効果を示します。

注射方法としては「皮下、筋肉への注射」または顔面への注射などがあります。打つ場所や打ち方などによって、料金や効果に差があります。

シミ取りレーザー

シミ取りのレーザーにはいくつかの種類がありますが、基本的にはメラニン色素を壊してシミなどを薄くするような効果があります。痛みを軽く感じることもあり、輪ゴムでパチンとされたような感覚、と説明されることが多いです。

病院でできるのですが、自由診療になるため、診察料も含めると一回あたりの費用が高くなる場合があります。

できてしまったシミを消す内的ケア

シミを薄くする方法
シミケア対策は外からだけではありません。
食事やサプリメントで、美白のための成分を摂るのも有効な方法です。
美白に必要な栄養素は「ビタミンC」や「セラミド」「リコピン」などです。「ビタミンE」も有効で、こちらは肌のターンオーバーを調整するような作用が期待されます。

例えば、「トマト」は抗酸化作用も高く、美容効果の高い食べ物です。
そのほかに「人参」や「ブロッコリー」などの野菜も、美白に向いている食べ物です。

それらが入っている食事を心がけることで、身体の内側から綺麗な肌を作っていくことができます。

美白効果のある成分とそれらを含む食べ物

ビタミンA・C・E

メラニンの生成や沈着を抑える働きがあります。

  • ビタミンAを多く含む食べ物:ウナギ、鶏肉、豚肉、人参、バジル、ほうれん草、ナッツ類
  • ビタミンCを多く含む食べ物:レモン、ブロッコリー、パセリ、モロヘイヤ、イチゴ、赤ピーマン
  • ビタミンEを多く含む食べ物:ウナギ、鯛、いくら、ホタルイカ

アスタキサンチン

抗酸化作用が高く、メラニンを抑制します。
鮭、カニ、エビなどに多く含まれています。

オメガ3系脂肪酸

抗炎症作用があり、ニキビなどの炎症を抑えます。またターンオーバーを促進する働きがあります。
鮭、マグロ、ほうれん草、大豆などに多く含まれています。

まとめ

シミを薄くするためには、長期的なケアが必要になります。
何故なら、肌の表面にあるシミは、ターンオーバーを繰り返して、新しい皮膚と世代交代することで消えていくからです。
セルフケアとしては美白化粧品。
プラスのお手入れとして、専門家によるピーリングやイオン導入などがあります。
さらには、レーザーによるシミ取りなど。
そして、日々のUV対策が欠かせません。
紫外線は1年中降り注いでいます。
夏場以外の時期も、しっかりとUVケアを心がけましょう。