セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、それぞれの役割と働き

毛穴の開きを取る方法エイジングケア 

化粧品を買うときって、何を気にして買っていますか?
「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」というと、三大美容成分でよく聞きますが、それぞれがどういったもので、どういった働きをしているものかちゃんと知っていますか?コラーゲンも、セラミドも、ヒアルロン酸ももともとは肌の中にある成分です。
肌の悩み別に必要となる美容成分も変わってきます。
「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」について、正しい知識を学びましょう。

保湿成分の種類

セラミドとは・・・

肌の表皮の角質層にある細胞間脂質の主成分です。
細胞の隙間にあって、水分を抱え込んで、水分を外に出さないようにしています。
肌が乾燥してしまうと、角質層が乱れて、セラミドが流れ出してしまいます。
こうなると、肌はかさついて、外部からの刺激で炎症を起こしやすくなります。

コラーゲンとは

タンパク質の一種で、真皮の約70%を占める主成分です。
繊維状になっていて、肌のハリを保つ働きがあります。
40代を過ぎると激減してしまい、また紫外線や活性酸素の影響を受けて働きが弱くなってしまいます。
コラーゲンが減ると、肌に弾力がなくなるので、シワやたるみの原因になります。

エラスチンとは

繊維芽細胞で作られるたんぱく質の繊維で、コラーゲンの繊維の間を縫うように走り、繊維の束を集めて引き締めています。
エラスチンが劣化すると、束が崩れて深いシワの原因となります。

ヒアルロン酸とは

真皮のなかにあるゼリー状の成分で、コラーゲンとエラスチンの間を埋め尽くすように存在しています。
ヒアルロン酸1gじゃ6Lもの水分を保つことができ、乾燥や肌荒れから肌を守ります。

真皮はコラーゲンという網目があって、その中にヒアルロン酸があり、網目の交差部分にエラスチンがあります。
その上の表皮の角質層のそれぞれの細胞の間にあるのがセラミドです。

 

肌構造

 

保湿成分のそれぞれの働き

  • 肌の弾力をつかさどるのが「エラスチン」
  • 減少することでシワやたるみの原因となるのが「コラーゲン」
  • 肌のうるおいのベースとなるのが「セラミド」
  • 肌の水分量を保つのが「ヒアルロン酸」

まとめ

化粧品の表示は、含有量が多いものから表示されています。
化粧品を選ぶときは、目的にあった美容成分が多いものを選ぶようにしましょう。